日立製作所、独自の生成AIを開発

日立製作所、独自の生成AIを開発

日立製作所は、独自の生成AIを開発したと発表した。このAIは、自然言語処理や画像生成などのさまざまなタスクに対応できるという。日立製作所は、1910年に茨城県日立市にあった久原鉱業所日立鉱山付属の修理工場として発足し、1920年に日立製作所として独立した。以来、社会イノベーション事業を展開し、電気機器や情報システム、エネルギーなどの分野で世界的な実績を持つ総合電機メーカーである。

日立製作所が開発した生成AIは、大量のデータから特徴を学習し、新しいデータを生成することができる。例えば、文章やキーワードから関連する画像を生成したり、画像から文章を生成したりすることが可能だ。また、生成したデータに対して自動的に評価や改善を行うこともできるという。日立製作所は、このAIを活用して、さまざまな分野でのイノベーションを促進するとしている。

このAIの開発には、日立製作所の研究開発部門である日立中央研究所が中心となって取り組んだ。日立中央研究所は、1918年に設立された日本最古の民間研究機関であり、電気・電子・情報・物質・生命などの幅広い分野で先端的な研究を行っている。日立中央研究所は、このAIの開発においても、最新の技術や知見を駆使して高い性能や信頼性を実現したと語った。

日立製作所は、今後もこのAIの性能や応用範囲を拡大していくとともに、社会やお客様のニーズに応える製品やサービスの開発に取り組んでいくと述べた。また、このAIの技術や成果を広く公開し、産学官民の連携や共創を通じて、社会イノベーション事業の推進に貢献していくという方針を示した。